約110万円で購入した大変貴重な時計を最落なしの1円スタート売り切りです。
1960年代製造と思われるBOUCHERON ブシュロンの名品 リフレです。
ブシュロンといえばフランスを代表する高級宝飾ブランドです。
メレリオ(Mellerio)、ショーメ(CHAUMET)、モーブッサン(Mauboussin)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)とあわせてグランサンクと呼ばれ、ジュエラーとしてのイメージが強いかと思います。
ジュエラーが制作する時計といえばやはりカルティエやピアジェが有名ですが、ブシュロンも負けずとも劣らない素晴らしい時計を生み出していました。
その代表格がリフレとカレです。リフレは1947年発出で、かのエディットピアフに愛された時計としても有名です。
現在はSS製のものもありますが、古くは18金で製造されたもののみを、しかもほんの僅か、限られた顧客にのみ提供していました。ゴドロンやギョーシェ、クルドパリなどの意匠を施し、裏蓋にはすべて手作業でブランド名が彫っていました。
特許をとった独自のケース構造やブレス構造で、コレクターが増えているブランドです。
ブシュロンのビンテージは以前はカルティエと比べるとコレクターも少なく、PIAGETピアジェ同様知る人ぞ知るという感じでしたが、HODINKEEで特集を組まれて以降、人気、価格ともに高騰しました。
該当のHODINKEEジャパンのページは以下の通りです。
こちらはそんなブシュロンの貴重な1960年代製造と思われるリフレです。
ケース前面に施されたゴドロン装飾とあえて装飾を施さずシンプルに仕上げだサテン仕上げの文字盤の対比
が大変美しいです。
ケース素材はもちろん18金 K18 金無垢です。
裏蓋、ケースサイド等に18金を示す鷲の頭のホールマークが施されています。
文字盤、針も18金ということ購入しております。
ブシュロンはオメガとの関係が深かったようで、オメガのムーブメントを搭載した時計があります。
オメガのムーブメントを搭載したモデルには裏蓋の手彫りのBOUCHERON PARISの刻印の後にΩの刻印が続きます。
こちらはまさにそんなオメガのムーブメントを搭載したモデルで、ETA搭載モデルと比較して人気が高い希少なモデルとなっております。
オメガは古くからマニュファクチュールであり、ムーブメントの安定性に定評があります。
日本国内でも多く流通していたため部品が手に入りやすくメンテナンスしやすいのも魅力です。
リフレはフーデッドラグ、カバードラグのモデルがメインですが、こちらは数が少ないノーマルラグのタンクタイプのモデルです。
リフレの脱着構造は、手にした方だけが体感できる素晴らしさがあります。
シンプルでありながらモダンで美しいデザインで、ゴドロン装飾、サファイヤ竜頭
以外、ブランド銘もない無駄な部分をすべて省いたデザインでありながら、18金をふんだんに使用した最高級の素材感は、さりげない存在感を醸し出します。
ケースサイズは横幅約22mm、縦長約34mm、ラグ幅約17mmで、大変貴重なメンズサイズ、ボーイズサイスとなります。
誤差はお許しください。70年代のタンクルイやサントスデュモンのLMサイズと同様のサイズ感です。
男性はもちろん女性がつけてもよいサイズ感です。
文字盤、針、ケース、ムーブメント、竜頭等フルオリジナルということで購入しております。
ケースはノンポリッシュで目立つ傷はなく、ブランド刻印等もしっかり残っております。
裏蓋に刻印のBTから始まる番号はリファレンスやシリアルではなく、特許番号です。
ノーマルラグのリフレ、カレのラグ脱着式のものにはBT1203255がハンドグレービングで刻印されております。
(フーデッドラグのリフレの場合はBT908247です)
ブシュロンがこの機構に誇りを持っていたことが感じられます。
出品に際し分解掃除済みで快調に動作しております。
ベルトは撮影用で付属しませんので、お好きなものをご自身でご用意ください。
ホディンキーの件からもわかる通りブシュロンの人気は非常に高まっており、先日のオークション(ヘンリーズだったと思います)でも80年代の手巻き時計が約280万円ほどで落札されたというニュースを見ました。
ブシュロンがお好きな方はもちろん、カルティエやピアジェなどのハイジュエラー、オメガ、LONGINES、MOVADO、ミネルバ、ユニバーサルジュネーブのようなクロノグラフがお好きな方のドレスウォッチデビューにもおすすめです。