PP加工(ラミネート加工)が施されていない貴重な「最初期バージョン」で御座います。
2007年8月の入手から17年が経過した古いステッカー「初期 新宿メデューサ(金)」です。
2022年7月以来、2年2ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
「メデューサ」の半円ステッカーのなかでは最もメジャーで人気の高い「白×黒×金」の出品です。
当時の職人さんが手作りされた昔ながらの「抜き型」を使って「完全型抜き仕上げ」された高級品です。
グラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管しておりましたので状態は経年相応ですが、
古い品ゆえ、経年による「魅力的な縮み」「ヤレ感」「ヨレ」「圧し痕」「小キズ」などが御座います。
ヤフオクやモバオク、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
「メデューサ」はギリシャ神話に出てくる頭髪が蛇の怪物で、
その目に射られた者は石になるというゴーゴン三姉妹の一人。
もともとは神の娘であるゴーゴン三姉妹はとても美しい娘たちで
なかでも美しい金髪をもっていたメデューサは海の神ポセイドンに愛されました。
…その愛がもとで後に怪物となる呪いをかけられてしまうのですが…
「新宿メデューサ」の結成は1973年ころと伝えられております。
「スペクター」からの分派としてスタートしましたが「CRS連合」には所属せず、
翌1974年の「関東連合」結成集会に参加。「関東連合」所属チームとなりました。
ステッカーに画かれたメデューサの頭髪(蛇)の色は三種。
ステッカーがこのデザインに変更された最初のタイプではゴールド、ピンク、そして紫。
このように頭髪(蛇)の色で所属を区別した時期もあったようですが、
「ゴールドの頭髪(蛇)」は最もメジャーで非常に人気の高い逸品で御座います。
巨大チームが大量にステッカーを制作していた頃も、メデューサの半円ステッカーは
「集会に10回以上参加して初めて購入できる」という超貴重品でした。
なかでも「テクニカル・レーシング・チーム」の一節が使用されたのは初期タイプのみです。
当時からは考えられないほどファッショナブルなデザインとあいまって、
あの時代の族経験者やコレクターにとっては羨望の品であり「幻のステッカー」とまでいわれております。