¥118,000(1983年発売)
カラー:
サイズ:
型式 |
ステレオカセットデッキ |
ワウ・フラッター |
0.028%WRMS(JIS) ±0.055%W.Peak(EIAJ) |
周波数特性 |
20Hz~18kHz ±3dB(ノーマルテープ) 20Hz~19kHz ±3dB(CrO2テープ) 20Hz~21kHz ±3dB(メタルテープ) |
SN比(メタルテープ) |
56dB(EIAJ) Dolby B on:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB改善 Dolby C on:500Hzで15dB、1kHz~10kHzで20dB改善 |
歪率(1kHz、0VU) |
0.5%(メタルテープ) |
ヘッド |
コンビネーションヘッド スーパーGX録音ヘッド スーパーGX再生ヘッド 消去ヘッドx2 |
モーター |
キャプスタン用:FGサーボDDモーターx2 リール用:DCモーター メカ駆動用:DCモーター |
早巻き時間 |
約90秒(C-60テープ使用時) |
入力レベル |
Line:70mV/47kΩ |
出力レベル |
Line:410mV/2kΩ以下 Headphone:1.3mW/8Ω |
電源電圧 |
AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 |
34W |
最大外形寸法 |
幅440x高さ105x奥行372mm |
重量 |
約7.6kg |
【商品の状態】 ヤフオクにて「 新品同様、完動品、サブ機で持っていました 」という物を高額落札。
使用状況 :入手後は、元箱(GX-R88)毎、大切に保管。一応、箱を空けて中身を確認した後、本体は取り出さずにそのまま
保管室(常時駆動全館空調、冷暗所)にて保管。保管中全く動かさず丸6年経過(2024年現在)。
外観 :今回、新館長に保管室から見つけ出されて取り上げられるまで、そこにあるのを見て安心する感じでした。
上記の通り、当方自身としては全く使用しておりませんでしたが、入手後、新品の様にくるまれた状態であったので(画像1)
中身は取り出さずに大切にそのまま保管してました。今回初めて元箱(かなり痛んでいるけど一応役目は保っている)から
ファーストレディに手をお貸しする様に丁寧に開梱。もちろん白い手袋をはめて。
初めてまじまじと見る本体もホントに新品同様。
正面から見て右側面中央あたりに小さな薄い擦り傷が1つ目に入るくらい(私見)で後ダメージらしき箇所
は見当たらない(私見、てかキレイですよ、まずもって。こりゃ、ほんとにサブ機で置いてたんだな。 )
オーディオ製品でよくあるボンネットの錆びなども皆無
です。
ということで、外観含め当館での状態チェックが「
GOOD 」は当然の成り行き。
機能、試聴 :パワーON。本体上部の表示窓に明るくデジタルメータースケールが点灯。
デジタルメーターバー。。。ピーク、VU切り替えが出来てどちらも表示切替えOK 〇
DOLBYーB,、C 及び MPXフィルターON表示いずれもOK 〇
その他、静止状態でボタンを押して表示される箇所は全て表示出来ていて、ランプ切れも無い模様です。
※上記のチェック内容をお知らせした上で結論申し上げますと、経年劣化が原因らしくテープ再生出来ませんNG ×
詳細ーパワーONにするとウイイーンというこもり声の様な音が聞えます。これはたぶんパワーEJECT(電動開閉)の、モータードライブが
作動しているが、ギアの動力が劣化部品(ゴムか)によって空回りしておると思われます。
ここで百戦錬磨の当方(自称。自分で吹き出しちゃうね)は諦めません。何度も、こういうの見てきたし。
よく見るとカセット開閉蓋(カセットドア)の隙間が少し空いて、メカが開きたがっています。
指で補助するも、がっちりロックが厳しくて空きません。無理にこじ開けることはせず、他の方法を考えます。
時間を置いて、パワーON/OFFを繰り返します。すると動力伝達が一部復活したのか、ドアが半開きにまでなった。
そこで、指でチョイアシストすると、パカッと開きました。(画像3)
その状態でパワーを落としますと、今度はカセットドアは自動で閉まりました。ダイレクトリードイン(カセットテープを装填してPLAYボタンを
押したり、電源OFFにすると自動で開いていた蓋(カセットドア)が閉まる)が働いたものです。
何度かこの動作をしていると時折り開くのも復活しましたので(不安定だが)その間にヘッド回りをチェック(画像6.7)~ヘッド及び、ヘッド
周りはとてもキレイな状態(私見)です~、試聴用新品テープを装填して、自動でドアを閉めさせます。
何度か動作を繰り返すうちに(開け閉めが何とか出来た時)ウイイ~ンってモーター音もしなくなりました。
そこで試聴開始、と再生(PLAY)ボタンを押すと、通常の半分くらいのスピードでデジタルカウンタが進み、テープが遅いながら右のキャプ
スタンリールに巻き取られていくのがリッド(カセット蓋の窓)から見えます。
テープカウンタは0007で止まりました。ああ、やはりな。。という思いで、これもやはり何とかドアをメカに開けさせてテープを取り出すと
巻き取りリールにテープが絡まってしまっていました。丁寧に絡んだ部分を外して元に戻し、試聴チェックは終了しました。
テープが絡むんはメカのゴムベルト等、経年劣化によりメカに動力が通常通り伝わらない証左。
そりゃこのモデル発売時期、そして24時間空調だって、6年も放っておいたら、そりゃ、あなた。。と自分に言葉を投げかけながら丁寧に
元箱に包み直すのでありました。
パワーモーター式のカセットデアも、中に使われてるギアなどよく見てやるメンテが必要と思われます私見です!。
(整備内容はプロの方へお伺いしてください)
事程左様に、この機体はメンテナンスの必要なJANK扱い品でごじゃいます。
有名なカセット整備専業の業者様はネットでは同型機R88の整備内容も公開なされているし、状態はバッチシの機体ですので、
ぜひメンテナンスされて頂けたら、AKAIアカイの誇る高音質で聴けるオートリバースを堪能出来ると私見では思っております。
======R99の陰に隠れたほぼ、同性能同内容のコスパの優れた「 高級機 」!
やり過ぎ実験機R99の方向修正で使い易く、同性能のトップエンドを新たに創生したAKAIの意欲作=====
==============================================目立たなかったけど・・=
当時のカセット業界オートリバースブームの中で、カセットデッキの雄として君臨していたノリにノッっていたAKAIアカイが、
リバース機の真打ちとして
登場させたクイックリバースシステム搭載のRシリーズ。
その頂点として実験的或いは技術の成果をアピールするイメージリーダー機として真っ先に登場させたのがR99でした。
しかしR99は、確かにブッ飛んだ高機能と高性能で見た者を驚かせましたが、その高価格や使いにくさ、わかりにくさなどで
敷居の高さが気にはなる機種でした。まあ、台数稼ぐ機種でもありませんが。
R99のどこが経験されたのかというと、一つはギミックでもあった。Fシリーズの看板でもあったビックリ機能、パワー式自動開閉
フラップ<R99ではオペレーション・ボード>です。
ボタン押すと隠れていたボタンがぎょうさん付いてるボードがするすると本体からお目見えするのですが、
整然と並べられたボタン類はコンピュータの操作ボード等を連想させあまりにもかっこよく、美しく超然として所有欲を掻き立てられるので
ありましたが、一目したあとで、「どうやって使うん?」に思考が移ると、「何か、よくわからん」で、
マイナスに作用されてしまいました。
確かにR99はマニュアルを片手に操作が必然の機種であり、マニアでも操作が煩雑、という苦言を呈する意見が多かったと聞きます。
当方は買えずによだれを流す方でしたが当館でも既に2台出品済みではございますが、自分で操作したいと思ったことはありませんでした
(初めて打ち明けます。すみませんん!!)
GXーR88は99の単なるコストダウンの位置づけでもなく、99の多機能を要約して使い易くした<主力選手的高級機>です。
R99は確かに多機能トップエンド機ですが、初めてコンピュータチューニングを搭載したF95、それを多機能コンピュ制御化したF91、
それをオートリバース化したR99と、このメーカーのトップ機は技術の進歩発展を体現するイメージリーダーの役割を持った実験機という
立ち位置を有していたので
実際の使いこなしは今一つ、凝り過ぎて難解なレベルであった。(私見)
R88は、99の持つ「オートリバースでも最高音質の高機能機」のスペックをそのままに
クオリティダウンを一切すること無く、
シングルウエイ機から切り替えるニーズに、
違和感の無い使い易さを持って対応出来るモデルとして販売された「主力」高級機です。
高機能を要約しキモ部分を圧倒的に使い易くしたシンプル&高性能、マニュアル(本機付属品)を読めば、AKAIだから
提供出来る
アキュレートクイックリバースメカやコンピュータチューニングなどなど、
洗練された操作方法で、録再がこれほど楽しくなるのか、ってほどのAKAIのリバースハイファイデッキ
の
世界へ溶け込めることでしょう。
とにかく一度設定されたデータをさらに自分好みにカスタマイズするのがR99なら(テープ全盛の当時ならでは)、
このR88は手軽に
行き(正方向)も
帰り(テープを入れ替えずにマシンが自動でディレクションした反転方向)も
全く同一の
シングルウエイと変わらない高音質、
しかも音切れがほとんど気にならない瞬間反転動作のアキュレートクイックリバース。
ベリリウムなどの希少金属を使い超精度で作られたメカに、
正逆両方向DDモーターBSPメカによるクローズドダブルキャプスタン高コスト走行系+
ご自慢のスーパーGX3ヘッド+コンピュチューニング+
ウルトラ高性能
録再アンプ(お世辞ではない)で正にオートリバース機の頂点を取りに行ったAKAIのフラグシップ然です。
AKAIが素晴らしいと思うのは、終焉までスーパーGXヘッドで貫き通したカセットデッキ主力メーカーの生涯であった、というところです。
素材はフェライト。メタルテープ対応のため各社がフェライトを諦めセンダストやアモルファスに走る中、AKAIはフェライトの可能性を
追求して同社のGXフェライトをメタル対応にしたスーパーGX~ローノイズ・グラスアンドフェライトヘッドを開発、以後、それまでの材質特性
を凌駕する新素材が出回るもわき目も振らずSGXヘッドを都度ブラッシュアップしながら最後まで使い続けフェライトの限界を完全に超越
した究極のヘッドを同社のアイコンとしたのでした。
そしてこの機種とR99に搭載した超高性能録再アンプに至っては、この機種開発のために
FBET(折り返し電極トランジスタ)やBi-FETなど
半導体まで新規開発してしまう熱の入れ様で、それらのニューカマーを中心に主要回路を全て高性能ディスクリート(金も手間もかかる)で
構成、現に
この録再アンプは高級プリアンプにも引けを取らない立派なもの。
カセットデッキのものとしてはオーバースペックとも言えそうな代物です。
これらは、オートリバースは便利だけど、音がなあ。。音質落ちる。。という従来からあった固定観念を完全にぶち壊した
高音質・高忠実度録再オートリバース・カセットデッキとして、
シスコン(システムコンポ)ご用達のレベルだったオートリバース機の可能性を、
一気に単品コンポのハイグレードレベルに格上げしたのでした。
過去に聴いたR99の音質と同傾向とは想像していますが、
ノイズ無く(言い換えれば気にならない)極めて分解能の高い、中高音域が特に澄んで限界まで伸びきったかのダイナミックレンジの広さが
印象的なハイファイ音を、この機種も必ず持ち得ておるはず、と思えるのであります。
状態は決して悪くないと思えるので、どなたかに復活再生を期待したいです。
付記
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GX-R99の技術を投入したクイックリバースデッキ。
ヘッド部にはスーパーGXヘッドを録音・再生で独立して使用しており、往復録再にはヘッドブロックを180度回転させるAccurate Reverseヘッドシステムを採用しています。
Accurate Reverseヘッドシステムでは、テープに対してヘッドの位置を高精度に保つため、ヘッドハウジング材にベリリウム配合の高硬度亜鉛ダイキャストを採用しています。通常の亜鉛ダイキャストに比べて2倍の硬度と8倍の耐摩耗性を示すこの素材に公差が数ミクロンという精密加工を施すことで高い精度を維持しています。
回転部には滑りの良いフッ素系樹脂を主体とする個体潤滑剤を使用しており、精密塗膜コントロール技術で数ミクロン厚にコーティングし、摩擦係数を大幅に下げ、連続200万回以上の耐久性を実現しています。また、往復両方向のアジマスを正確に保つため、ストッパー部に往復どちら側にも高硬度のファインセラミックス(純度99%以上のアルミナ)を採用しており、ヘッドの急回転に伴う衝撃1,000kg/cm2に22,000kg/cm2と余裕のある強度を確保し、長期にわたる耐摩耗性と耐衝撃性を保証しています。
ストッパーを受け止めるアジマス調整ネジにはステンレス鋼に焼入れ処理を施したファインスクリューを採用しており、硬度と緩衝性を両立させることで摩耗を抑え、内部のステンレスの弾性が衝撃を吸収します。さらに、長期使用で問題となる調整ネジの緩みにはダブルナット方式で対処しており、2重のナットで締め上げることでゆるみを確実にロックしています。
また、薄くて強靭なポリアミド樹脂にリード線をプリントしたロールアップフレキシブルプリントボードを採用しており、回転部では螺旋状に巻きあげたことでヘッドに回転負荷トルクがかからず、また低温時の硬化によるトラブルも防いでいます。
ヘッドの回転は摩擦係数の特に低いラックをモータードライブによって素早く左右にシフトさせるダブルピニオン駆動となっており、機構的に極めてシンプルな回転メカニズムを実現しています。
スーパーGXヘッドは、独自の加工技術によってローノイズ・クリスタル化に成功したフェライトヘッドで、これをヘッドコアとシールドコアに用い、全体を高硬度ガラスで固めた構造となっています。
このヘッドでは従来のフェライトヘッドが抱えていたノイズや粒子脱落などの難点を解決しており、さらに高域でのエディカレントロスが極めて少なく、高い透磁率とワイドな周波数特性を実現しています。また、ヘッドギャップの工作精度が非常に高くできるなどのメリットも持っています。
GX-R88ではスーパーGXヘッドを録音用と再生用に専用化して使用しており、高精度に一体化したコンビネーションタイプの3ヘッド方式となっています。録音用ヘッドのギャップは深いバイアス電流をかけても磁気飽和をおこさないよう4ミクロン幅とし、再生ヘッドのギャップは20kHz以上まで周波数特性を伸ばすため1ミクロン幅としています。
メカニズム部にはクローズドループ・ダブルキャプスタン方式を採用しており、さらにアカイ独自のBSP(Bi-directional Symmetrical Precision)メカニズムを採用することで往復走行特性の均一化を図っています。
クローズドループ・ダブルキャプスタン方式では2組のキャプスタンとピンチローラーでヘッド近辺のテープを挟み込むことでテープに一定のテンションを与えています。この方式ではリールなどからの外乱がシャットアウトできるためワウ・フラッター特性が向上し、さらにテープスパンを短くすることで走行にともなうテープの微振動を制御しています。また、テープの巻き始めから巻き終わりまで一定したテープテンションが得られるため、ヘッドタッチが安定化しています。
GX-R88ではクローズドループ・ダブルキャプスタン方式のメリットを最大限に引き出すため、テイクアップ側のキャプスタン径を2.3mm、サプライ側を2.5mmとわずかにキャプスタンの直径を変えており、回転周期の重なりによるワウの発生を防止しています。また、ピンチローラーのキャプスタン軸への圧着力をテープ走行方向の上流側で低く、下流側で高く調整しており、ループ内テンションの安定性をより高いものとしています。
フォワード側、リバース側の両方向で優れたテープ走行を実現すすため、両方にダイレクトドライブ方式を採用しています。
DDモーターにはフライホイールの厚みを十分にとって慣性モーメントを高めたブラシレス、コアレス、スロットレスのFGサーボ方式を採用しており、極めて高い回転精度を獲得しています。
ツインDDシステムはテイクアップ側のモーターが駆動され、サプライ側はベルトを介して従動するシステムとなっています。リバース時にはFGサーボを一時解除し、2つのモーターに逆電圧を瞬間的に印加してクイックリバースを実現しています。さらに、ループ内テンションを素早く安定化させるため、ピンチローラーがキャプスタンに圧着するタイミングをテープの下流側を早めに、上流側を遅めにコントロールしています。
往復走行特性の均一化を図るため、テープトランスポートの左右対称化を図ったBSPメカニズムを採用しており、フォワード方向での走行特性がリバース方向でも同様に再現されます。
また、カセットハーフ自体に潜む走行特性を変化させる要素を排除するためにデュアルワイドテープガイドシステムを採用しています。この方式ではテープガイドを録再ヘッドから分離独立させ、しかもテープとの接触面を十分幅広くとってテープをホールドしています。また、アジマスを常に正確に保つためガイドの高さを0.01mmの高精度で調整しており、録再ヘッド近辺でのテープのたわみや圧着ムラ、テープエッジのカールなどが一掃されています。
クイックオートチューニングシステムを搭載しています。
このシステムでは、テープをローディングして録音に移る際にREC/PAUSEボタンを押すだけで素早くテープに最適な録音条件を設定します。チューニング時間は約2秒で、高い精度を確保しながら素早い動作を実現しています。
主要アンプには位相特性やダイナミックレンジに優れたDCアンプを採用しています。また、格段の入力部はカップリングコンデンサーを排除して直結入力としており、音質劣化を低減しています。
さらに、全体の回路構成は信号経路の交差による相互干渉を排除するシンプル・ストレート・コンストラクションを採用しています。
再生イコライザーアンプには高性能デュアルFETとデュアルトランジスタによる差動2段+AクラスSEPP回路を採用しており、ディスクリート構成とすることでクオリティを追求しています。デュアルFETとデュアルトランジスタは特性の揃った2つのFETやトランジスタをワンパッケージとしたもので、熱的平衡性が高く、動作のばらつきが少ないため、電源ラインやアースラインから混入してくるノイズや変動をシャットアウトできます。
カップリングコンデンサーの介在による音質劣化を防ぐため、再生イコライザーアンプはスーパーGX再生ヘッドにダイレクトカップリングしています。さらに、ヘッドからのリード線に純度99.99%の無酸素銅線を採用しています。
随所に特注品を含む良質デバイスを投入しており、スペックに現れない聴感上の音質向上を図っています。
信号の増幅制御回路には新開発のFBET(Fold Back Electrode Transistor:折返し電極トランジスタ)を採用しています。この素子は従来のチップサイズのトランジスタの内部を細かく分割した構造となっており、高周波の大電流が瞬間的に流れた際に生じる電流の局部的な集中を防止しています。これによりハイスピード化が図られ、スルーレートは従来の数倍高くなっています。
また、ラインアンプもハイスピード化するため高速Bi-FETを採用しています。Bi-FETはFETの差動入力回路によって完全DC化された終えパンプで、スルーレートが非常に高く、ノイズレベルも特に低い高安定・広ダイナミックレンジとなっています。
電源部には新設計による高速トラッキングレギュレーターを採用しており、+側の電源を基準として+側と−側のそれぞれでフィードバックをかけることで均一な電源電流が取り出せています。これにより常に安定したアンプ動作を実現しています。
ドルビーブロックとアンプブロックの相互干渉を排除するため、ドルビーブロックをアンプブロックから独立させています。特に電源部は完全独立となっており、ドルビーのレベル検出の制御回路に流れる直流的な非線形信号の影響をラインアンプが受けないようにしています。また、ドルビーICには最新の標準ICを採用しており、旧来のものと比べて音質を改善しています。
さらに、エンコードとデコード専用にドルビーICを用いたダブルプロセス方式を採用しています。
レックキャンセル機構を搭載しており、ワンタッチでミス録音の頭へ巻戻し、約4秒間のミュート録音をした後に録音スタンバイとなります。
ブランクサーチシステムを搭載しており、3分以上の未録音部分を探し出し、前の曲の終了地点まで巻き戻して約7秒間のブランク部分を作り、停止します。A面でブランクが無い場合はB面へサーチを続行します。
イントロスキャンを搭載しており、ワンタッチで収録曲のイントロを10秒間ずつスキップ再生できます。
IPLS(自動頭出し)機構を搭載しており、前後一曲の頭出しが可能です。
QMSS(クイックメモリーサーチシステム)を搭載しており、テープの走行方向に関係なく、最短距離でカウンター0000の位置へ早送りし、ゼロリセット時のディレクションモードでオートプレイを開始します。
オートフェーダーを搭載しており、録音スタンバイ時にスイッチを押すと録音レベルまで最大7秒間でフェードインします。また、録音中に押すと約5秒間でフェードアウトします。
オートモニター機能を搭載しており、録音スタンバイ中はソース側をモニターし、録音開始と同時にテープモニターに切り替わります。
オートミュート機構を搭載しており、ワンタッチで約4秒間のスペースが作れます。
オートテープセレクターを搭載しており、自動的にテープ種類を検出してバイアスとイコライザーをアカイのリファレンス値に設定できます。
ディスプレイ部には大型FL集中ディスプレイを採用しています。
このディスプレイでは3way表示4デジット電子カウンターや3way表示2色24セグメントFLバーメーター、その他コントロール情報などが表示できます。
ダイレクトリードイン機構を搭載しており、イジェクトした状態でカセットハーフにセットしてオペレーションボタンを押すだけで自動的にローディングします。また、パワーイジェクトシステムを搭載しており、EJECTボタンを押すと全ての動作を解除してモータードライブによってイジェクトが行われます。
クイック&クワイエットメカニズムを採用しており、各モードの設定をマイコン制御の専用カムモーターとカムとの組み合わせで行うことで素早く静粛な動作を実現しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーBタイプとドルビーCタイプを搭載しています。
出力レベルやヘッドホンレベルの調整が可能なOutputボリュームを搭載しています。
入出力端子には金メッキ処理が施されています。
MPXフィルタースイッチを搭載しています。
リバースモードセレクターを搭載しています。
タイマースタート機構を搭載しています。
ブラックとシルバーの2色のカラーバリエーションがありました。
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注意事項:
注意事項:
<!!但し、上記の一切は私見であり、短時間の簡易チェックのみですので、変化する可能性もあるので、上記を含めた
一切の性能、動作、コンディションなどの保証は出来ません。(他の大多数の出品者様の中古出品物と同様です。>
又、稀に落札品のボディカバーを取り内部をいじった上、不良品とクレームをつけてくる事案があるそうですが、当方は
筐体の内部は一切手をつけておらず中も見てはいないので(自分の出品物は全て同じく)把握していません。
当方は素人ですので内部構造など詳細はわかりかねますし、自分で筐体を開けたりは一切致しておりませんので(そもそも
取説等にも「お客様への注意、購入後の危険行為として禁止」とされている場合がほとんどと思います)
本体内部未確認、又当該出品物の全ての機能はチェックしていません。従いまして本体内部の状態についても
一切保証出来かねます。
こちらの機種は、ジャンク扱いですので、ノークレームノーリターンでお願い致します。
これら上記の事を全てご了承頂いた方のみ、ご入札をお願い致します。
※又、輸送事故によるトラブル等に関しましては、当方は関与出来ませんので輸送業者様と直接ご相談をお願い致します。
ご希望により、一定の保証もつけられます。ご相談ください。
当方は輸送事故防止の観点より、出品物には全て<全方位ガード梱包>を基本に梱包させて頂いて
おります。その関係で、梱包体積が一回り大きくなる場合がございますが、何分にも不測の事態回避の一環として
ご理解、ご協力賜ります様、よろしくお願い申し上げます。
※昨今の輸送資材の高騰等により大量に使用する当館のガード梱包もかなりのコストアップを強いられており、
今まで他の面での節約で乗り切ろうと努力して参りましたがそれも限界で、
このままでは当館の基準に叶う送り出しが不可能な状態に追い込まれております。
この様な事情によりまして、誠に心苦しい限りでございますが、
運送会社の請求する配達料と別に、純粋に梱包資材の仕入れ値上げ分の一部を
<本体の形状、大きさ大小により¥500~¥1000の範囲内で>ご負担頂くことになりました。
<コチラの製品は¥500になります>
ご落札者さまへおかれましては、何とぞ、諸事情お汲み取りの上、心よりよろしくお願い申し上げます。※
発送は、佐川急便、
ヤマト運輸、
ゆうパック等を予定しておりますが、
誠に勝手ながら、当方都合にて、選ばせて頂き、落札者さまには、その都度、仔細をご連絡させていただきます。
但し、受取日時などのご都合に関しましては、落札者さまのリクエストがございましたら事前にご相談ください。
お手渡し、などの取引形態は、こちらのお品に関しましては、基本的に承っておりません、どうぞご了承ください。
※→現在全国的に、交通事情、また各運送会社の輸送状況が変動しています。
通常よりお時間を頂く事も予想されます。詳細は、取引ナビで随時、ご連絡させていただきます。
※今回、出品期限の短期化、当方事情により
入札不調の際、誠に恐縮ではございますが、当館の判断にてやむを得ず出品を取り下げさせて頂き再出品する場合が
ございますので、ご承知おきくださいませ。
※追記でお伝えする事が、まま、ありますので、恐縮ですが最後に追記が入っていないか、その都度ご確認をよろしくお願い
致します。
不明点はご質問ください。